岡本 誠司 Seiji Okamoto (ヴァイオリン)

<出演にあたってのコメント>
四季の美しさと力強さ。それは20年強日本の太平洋側で育った私がドイツに住み始めてからより強く感じるようになったことの一つです。
特に長く厳しい冬を乗り越えた後の春の喜びと湧き上がるエネルギーは、日本にいた時のそれと比べものにならないものでした。
18世紀前半にイタリア・ヴェネツィアのヴィヴァルディが見た・感じた四季。
そして20世紀後半にアルゼンチン・ブエノスアイレスのピアソラが見た・感じた四季、それをデシャトニコフによって更にヴィヴァルディとの対比が感じられるようになった名編曲で。
4人のソリストと素晴らしく心強いアンサンブルの皆様での演奏(私は冬のソロを担当し、他の季節ではアンサンブル内で演奏します!)を、春爛漫の京都でお聴きいただく皆様がどうお感じになるか、とても興味深いです。

ローム ミュージック ファンデーションのご支援をいただいていた時期から早いもので7年が経ちました。
2年間の温かいご支援は勿論のこと、奨学生生同士の繋がりなど沢山のご縁をいただいたことにも心より感謝しております。
ローム ミュージック フェスティバルへの初めての参加、ロームシアター京都 サウスホールでの初めての演奏を心より楽しみにしております!

©S.Ohsugi