充実した半年間に感謝(笠井 大暉さん)
笠井 大暉さん/Mr. Hiroki Kasai
(専攻楽器ヴィオラ/viola)
[ 2024.11.19 ]
ソフィア王妃高等音楽院
ロームミュージックファンデーション奨学生の笠井大暉です。
日頃よりご支援を賜っておりますロームミュージックファンデーションの皆様に心から感謝申し上げます。
おかげさまでマドリードでの学生生活も2年目を迎えることができました。
<こちらが今通っているソフィア王妃高等音楽院です!>
私をヴィオラの道に導いて下さった今井信子先生のもとで学び始め、音楽だけでなく人としても成長できているように感じています。
今井先生を師と仰げることに心から感謝し、先生と共に学べる時間を大切にしております。
<憧れの庄司紗矢香氏とドイツのバッハラッハという可愛らしい街で共演>
今年は自分にとって「挑戦の年」と位置づけ、コンクールなどに積極的に参加しています。
9月には多くの方々のご支援のおかげでヨハネス・ブラームス国際コンクールで1位を頂くことができました。
まだ他のコンクールも控えていますので引き続き気を引き締め地道に精進してまいります。
<ブラームスコンクールの本選にてマルティヌーのラプソディ・コンチェルトを演奏>
学校外でもとても充実した日々を過ごしており、スペインのみならず、ヨーロッパ各地で演奏会に出演しています。
8月下旬にはドイツで庄司紗矢香氏とベートーベンの弦楽四重奏を演奏する機会を頂きました。
9月にはイギリス・コーンウォール地方で開催されたプロシアコーブの公開室内楽に参加し、素晴らしい音楽家たちと共に多くを学びました。
さらに10月にはカナリア諸島テネリフェで行われたヴィオラフェスティバルでリサイタルを行いました。
6月には五嶋みどり氏と共に弦楽四重奏の一員として日本各地を巡演し、6月下旬から8月中旬まではアメリカのマールボロ音楽祭に参加しました。
内田光子氏や今井先生など憧れの音楽家たちに囲まれながら室内楽に没頭することができました。
また、2025年の冬にはマールボロ音楽祭のツアーメンバーに選抜され、NYのカーネギーホールをはじめ、カナダやアメリカ各地を巡るツアーに参加致します。
<マールボロ音楽祭のリハーサル風景… 7週間で13曲を勉強しました!>
今いただいている貴重な経験や機会に深く感謝し、一つ一つの好機を最大限に活かして学び続けられるよう全身全霊で取り組んでまいります。