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充実の4ヶ月間(島多 璃音さん)

島多 璃音さん/Mr. Riito Shimata
(専攻楽器ピアノ/piano)

[ 2024.12.27 ]

リヨン国立高等音楽院

2024年度ロームミュージックファンデーション奨学生の島多璃音です。

今年度より「ロームミュージックフレンズ」に加わり、フランスのリヨンにて勉強する運びとなりました。

 

長年の憧れであったロームの奨学生に選ばれた嬉しさと責任を日々感じながら充実した時間を過ごしております。
日頃より多大なるご支援をいただき、心より感謝申し上げます。

 

<三菱地所賞受賞記念リサイタル終演後、会場にて>

 

 

今年3月、東京藝術大学音楽学部を主席で卒業し、この秋からリヨン国立高等音楽院の第二課程(修士)に入学いたしました。

 

遂にスタートした留学生活。最初は日本との違いに戸惑いながらも、やるべきことを一つずつこなしながら生きる日々でした。

辛いことも多々ありましたが、人間的な面も日々成長できていると感じています。

 

<学校で履修しているエクリチュールの授業の一幕。先生と生徒の即席デュオをパシャリ。>

 

 

9月から学校が始まりましたが、間もなく帰国し三菱地所賞受賞記念リサイタルに出演致しました。

 

11月には学校の修士リサイタルに出演した後再び帰国し、東京文化会館の「フェスティバル・ランタンポレル」に参加。

作曲家フィリップ・マヌリ氏のマスタークラスに参加し、トークセッションで演奏する機会をいただきました。

 

特に前者では初めてPierre Boulezの作品(Douze Notations)に取り組み、後者では作曲家自身にレッスンしていただくなど、実りある時間を過ごせました。

 

<トークセッション後にマヌリ氏と。作曲家からの「Bravo」に感無量>

 

 

学校ではピアニストとして名高いJean-Claude Pennetier氏やRoger Muraro氏のマスタークラスを受講させていただきました。

 

 

この奨学金があったからこそ、渡仏直後から様々なことに挑戦し続けることができました。

深く感謝致します。

 

12月からはしばらくリヨンに腰を落ち着け、勉強を続けて参ります。

 

<リヨン国立高等音楽院。リヨンはフランスの第二の都市と言われています>