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モスクワでの学びと半年間の活動報告(樽谷 公平さん)

樽谷 公平さん/Mr. Kohei Taruya
(専攻楽器ピアノ/piano)

[ 2025.01.17 ]

チャイコフスキー記念国立モスクワ音楽院

ロームミュージックファンデーション奨学生の樽谷公平です。

日頃より多大なるご支援をいただき、心より感謝申し上げます。

 

私は2022年よりロシアのチャイコフスキー記念モスクワ音楽院で勉強しています。

 

<モスクワ音楽院のチャイコフスキー像>

 

 

この決断をするには、すごく時間が必要でしたし、何度も考えた結果モスクワに渡りました。

昨今の世界情勢の中、それでもモスクワに渡った理由は、現在師事しているエリソ・ヴィルサラーゼ先生。

 

先生はピアノ界の巨匠であったリヒテルと親交があり、かつてのロシア黄金時代を知る方なので、その世界観を知れる事はとても貴重です。

 

レッスンでは、曲のスタイルを正しく捉える事や音楽の時間の使い方、休符から音楽をスタートさせる事やホールでの響きを考え、少し長めに休符をとるなど、沢山の事をそれはそれは厳しいレッスンで学んでいます。

 

教育と演奏活動両方を両立できている先生の一言一言はとても豊かで刺激的です。

 

<Eliso Virsaladze 先生と>

 

秋は日本とモスクワを行き来し、いくつかのコンサートに出演しました。

 

福岡の柳川での演奏会、東京ヤマハホール、カワイ表参道、地元大分での演奏会は私にとって新たな気づきもあり今後の糧になるものとなりました。

 

自分自身が少しずつでも成長出来ていると実感できた、非常に有意義な時となりました。

 

<柳川にて>

 

<大分にて>

 

引き続き自分が目指す音楽家になる為、モスクワで精進していきます。