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リサイタルや収録、ツアーと充実した日々(松岡 井菜さん)

松岡 井菜さん/Ms. Seina Matsuoka
(専攻楽器ヴァイオリン/violin)

[ 2025.03.14 ]

ウィーン国立音楽大学室内楽科修士課程

ローム ミュージック ファンデーション奨学生の松岡井菜です。

 

ウィーン国立音大室内楽修士課程において、ヴァイオリンのレッスン、そしてデュオや五重奏などさまざまな編成に取り組み、日々授業やリハーサルにレッスン、本番と充実した日々を過ごさせていただいております。

 

<素晴らしすぎる響きのポーランド・カトヴェツェのNOSPRでの収録。>

 

 

昨年9月1日、ピアニストのアムランやカツァリス、ヴァイオリニストのボムソリ・キムなど錚々たる面々が出演する「ショパンと彼のヨーロッパ」音楽祭にデュオとして出演させていただきました。

憧れの方々と同じ音楽祭の冊子に名前が載っているのを見て、とても嬉しく光栄な気持ちでいっぱいでした。

 

終演後たくさんの方にお声がけいただき、ここに戻って来られるようにますます精進しようと誓った本番でした。

 

<ショパンと彼のヨーロッパ音楽祭にて。©︎Wojciech Grzedzinsk>

 

またその月末には、ポーランド国立放送カトヴィツェ交響楽団さまとシマノフスキのヴァイオリン協奏曲第2番をラジオのために収録していました。

コンチェルトの収録は体力ともに気力が必要でしたが、他に類を見ないほど素晴らしいホールで毎日、何時間も弾かせていただけてとても楽しかったです。

 

そしてホールの近くの大好きなラーメン屋さんに行って気力とカロリーをチャージしました(笑)

 

<がっつり濃いめの醤油ラーメン、早めに終わった収録のご褒美に!>

 

またその翌月〜翌々月にかけては、デュオとしての初ツアーにて、アメリカから日本ー岡山ー京都ー北海道と2週間くらいの間たくさんの土地でたくさんの方に聴いていただきました。

 

この年明けには嬉しいニュースが。

そのツアー中の1公演、青山音楽記念館バロックザールで開催したコンサートをご評価いただき、大変有り難いことに青山音楽賞バロックザール賞を受賞することとなりました!

 

 

ロームさまのあたたかなご支援のおかげで、何も心配せずやりたいことに集中し、探求し続けられる環境にいることができています。

下半期もますますチャレンジングに頑張ります。