1年間を振り返って(東方理紗さん)
東方 理紗さん/Ms. Risa Toho
(専攻楽器オルガン/organ)
[ 2025.10.17 ]
フライブルク音楽大学
ロームミュージックファンデーション奨学生の東方理紗です。1年間多大なるご支援を頂き、心より感謝申し上げます。
ザルツブルクでの交換留学を終えて、4月からはフライブルク音楽大学に戻って学んでいます。
5月にはフライブルクの音楽祭にて、教会でのコンサートで演奏しました。
このイベントが行われた地域には作曲家の名前がついた通りがたくさんあり、この教会の近くの「レーガー通り」と「シューベルト通り」にちなんで、
レーガーのオルガン作品と、シューベルトの作品をトランペットと演奏しました。
7月にはマンハイム国際オルガンコンクールに参加し、第3位を頂きました。
このコンクールでは、様式の異なる3つのオルガンを用いてドイツとフランスのバロック、ロマン派、近代の幅広い作品を演奏しました。
コンクールの際は、初めて触れる楽器で短いリハーサル時間の中で試行錯誤しながら多様な音色を作り、楽器に慣れることに苦労しますが、
このような経験を通してオルガニストとしての見識を深められるよう、これからも一つ一つの演奏の機会や経験を大切に、学んでいきたいと改めて思いました。
<本選で演奏したオルガン、教会>
この1年間はドイツとオーストリアにて学び、拠点を移し異なる環境で学ぶことは大変なことも多くありましたが、たくさんの方にお世話になり、お蔭様で充実した時間を過ごすことができました。
ロームミュージックファンデーション様の温かいご支援に感謝し、これからもさらに精進いたします。
<楽友協会でのコンサートを聴きに行った際に>




