奨学生レポート RMFレポート ミュージックサロン インタビュー

更なる研鑽に向けて(佐川和冴さん)

佐川和冴さん/Mr. Kazusa Sagawa
(専攻楽器ピアノ/piano)

[ 2025.11.7 ]

ハンスアイスラー音楽大学ベルリン

ローム ミュージック ファンデーション奨学生の佐川和冴です。

 

ベルリンでの留学生活も早くも中盤に差しかかり、日々充実した時間を過ごしております。

マスター課程では必修科目自体は多くないものの、幅広い視野を養うために自ら積極的に様々な授業に参加し、異なる専攻の学生とも積極的に交流を深めています。

その中で得られる多角的な視点は、自身の音楽解釈や表現にも大きな刺激となっています。

 

 

<師匠のエルダー・ネボルシンと>

 

また、学校主催の演奏会をはじめ、ベルリンの日本大使館での演奏の機会にも恵まれ、多くの新たなご縁をいただきました。

異国の地で日本文化の一端を担いながら演奏することは、音楽の持つ普遍的な力を改めて実感する貴重な経験となりました。

生活面では、日本では実家暮らしでしたので、ベルリンで初めての一人暮らしに戸惑うこともありました。

家事や練習、授業の時間配分を工夫しながら、少しずつ自分のペースを掴み、今では心身ともにより自立した生活を送れるようになりました。

 

<『呼吸と動き』の授業。ジュゼッペ・ラヴィ教授とクラスメイトと共に。>

 

音楽的な刺激も尽きません。ベルリン・フィルハーモニー、コンツェルトハウス、国立歌劇場、バレンボイム・アカデミーなど、世界を代表するホールに足を運び、

日本ではなかなか聴く機会のない一流音楽家の公演に触れることで、常に新たなインスピレーションを得ています。

 

 

<バレンボイム指揮ベルリンフィルの定期公演にて>

 

多くの弦楽器・管楽器の仲間にも恵まれ、来年度は室内楽にもより積極的に取り組む予定です。

来シーズンは大規模な国際コンクールは少ないものの、ヨーロッパを自由に行き来できる環境を活かし、コンクールや講習会、音楽祭などに積極的に参加し、自身の表現をさらに深めていきたいと考えています。
また、今ゼメスターからはエルダー・ネボルシンに加え、ピアニストの三浦謙司さんにもご指導いただくこととなり、異なる視点からの助言を糧に、より幅広い音楽的成長を目指しています。これからもこの貴重な環境の中で研鑽を重ね、将来の音楽活動にしっかりと繋げてまいります。