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半年間の新たな学びと挑戦(大谷恵理架さん)

大谷 恵理架さん/Ms. Erika Otani
(専攻楽器クラシックギター/classic guitar)

[ 2025.11.14 ]

リール高等音楽舞踊学校

ローム ミュージック ファンデーション奨学生の大谷恵理架です。

この度は奨学生としてご支援を賜り、心より感謝申し上げます。

本レポートでは、この半年間の新たな学びと挑戦についてご報告いたします。

 

<商工会議所の時計台とオペラ座を背景に>


フランス・リール高等音楽舞踊学校での学びは3年目を迎えました。

主任教授のジュディカエル・ペロワ氏(仏)に加え、カルロ・マルキオーネ氏(伊)のレッスンも受講しています。

クラシックギター界で演奏家・指導者として第一線で活躍されるお二人ですが、レッスンのアプローチは対照的です。

ペロワ教授は、多くの国際コンクール優勝者を輩出しており、集中力を要するトレーニングのようなレッスンを行われます。

一方、マルキオーネ教授は作品の背景を掘り下げ、細部に至るまで徹底的に指導されます。

 

<ペロワ教授とのレッスン風景>

さらに今年度からは、ベラルーシ出身のナタリア・リプニツカヤ氏の指導も受けています。

リプニツカヤ氏は技術面での指導が的確で、テクニックに関する悩みに対して、すぐに実践できる練習方法を提案してくださいます。

三人の教授それぞれの個性に触れながら学べる環境が、自身の成長に直結していると感じています。

 

<マルキオーネ教授と>

この数か月は、ギタリストとして大きな転機もありました。

サイズが二回りほど小さいギターへ持ち替えたことです。

ドイツの著名な製作家が、私の身体に合わせた前例のないサイズの楽器を製作してくださいました。

押弦位置やタッチを一から見直す必要がありましたが、その結果、表現の幅が広がり、指への負担も大きく軽減されました。

手が小さい、特に女性ギタリストの多くが抱える課題に対して、この挑戦が新たな可能性を切り拓くきっかけとなれば幸いです。

 

<レッスン後のパフォーミングクラスにて>

 

新たな教授陣と新しい楽器に囲まれ、これからの成長に期待を胸に、日々の学びに励んでまいります。

改めて、挑戦と学びを支えてくださるローム・ミュージック・ファンデーションの皆様に、心より感謝申し上げます。