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基礎を深め、心を澄ます。(白井翼さん)

白井 翼さん/Mr. Tsubasa Shirai
(専攻楽器テューバ/tuba)

[ 2025.12.19 ]

チューリッヒ芸術大学

ロームミュージックファンデーション奨学生の白井翼です。

2024年度に引き続きチューリッヒ芸術大学にて学びを深めていくにあたり変わらぬご支援、誠にありがとうございます。
スイスへの留学が2年目となり、今年もさらに飛躍するために集中できる環境で勉強できることを心より感謝しております。

 

<札幌交響楽団のSNSより>


9月上旬に札幌交響楽団の定期演奏会にてジョン・アダムスのハルモニーレーレという作品を師匠でもあり私の音楽の父でもある玉木亮一先生と共演しました。

オーケストラに基本1人しかいないチューバという楽器が2本必要になる作品は極めて珍しく、普段は専任の代わりにエキストラとして演奏するので自分以外のチューバの音を聞くことはないため先生とトロンボーンセクションとともに"オーケストラの羅針盤"を担いながら、私もその一部として加われることは大変貴重で新鮮な体験でした。

 

 

<玉木亮一先生と終演後の写真>

 

その後、すぐにスイスに戻りまた新たな1年の幕開けを留学当初の記憶を思い返しながら改めて1年のスタートを切りました。

9月の下旬には父と姉もスイスを訪ねてくれ、ドイツのミュンヘンではオクトーバーフェストにも足を伸ばしながらベルンやチューリッヒを観光しました。

練習中心の日々でスイスの魅力を感じられる機会が少なかったのですが、改めて心の豊かさを育むかのような広大な自然、無限に広がるような澄み渡る青空、新鮮で清潔な水と空気を全身で感じることができスイスの美しさを堪能し心を打たれました。

 

 

<Burgenstockにて>

 

音楽面では1年を通して徹底した基礎基本の強化が、ただの原点回帰ではなく高度な基盤として充実してきたことを感じ、それがバランスの取れた思考と音楽を育んでいることを実感しています。

スイスのクリーンでピュアな世界が私の音楽に影響与えたように、洗練された美しい音楽を展開していけるよう努めてまいります。