奨学生レポート RMFレポート ミュージックサロン インタビュー

近況のご報告(安田理沙さん)9/26

安田 理沙さん/Ms.Risa Yasuda
(専攻楽器ヴァイオリン/violin)

[ 2019.12.6 ]

学校名:東京藝術大学

ローム ミュージック ファンデーション奨学生の安田理沙です。

ご支援のお陰で、日々音楽に没頭できる恵まれた環境で勉強させて頂いております。ありがとうございます。

今年度もまた「チャイコフスキー国際ヤングフェスティバル」にご招待して頂き、大好きなロシアへ行って参りました。

<「チャイコフスキーの家博物館」にあるチャイコフスキーの銅像前で>


毎春モスクワとサンクトペテルブルクにて約2週間に渡り行われる音楽祭で 「若い音楽家のためのチャイコフスキーコンクール」のピアノ、バイオリン、チェロ入賞者が各国から集まります。

チャイコフスキーフレンズはとても仲が良く、年に一度会えるこの機会を皆で楽しみにしています。

同じ志しを持った仲間との深い絆は私が得たかけがえのないものです。

胸を躍らせ空港に到着した際、迎えに来てくれた友人の笑顔を見て、温かい友情とまたモスクワへ来られた喜びを感じました。

 

<チャイコフスキーフレンズの皆さんと>

 

<ピアニストの Nataria korushunobaさんと>

 
モスクワは色々な顔を持つ魅力ある街で、訪れる度に新しい発見がありいつもワクワクします。

建造物は美しく洗練されており、日本人の味覚によく合う美味しい食べ物が沢山あります。

演奏会へいらっしゃるお客様は皆さん温かく、熱心に聴いて下さっているのが弾いていて伝わり気持ち良く演奏することが出来ます。

聴いて下さる方があっての自分だという事を忘れず、いつも相手の気持ちを想う演奏を心掛けたいです。

 

<チャイコフスキー記念国立モスクワ音楽院>

 
間もなく二十歳を迎えます。またバイオリンを始めて17年になります。

厳しい世界であることを覚悟した上でこれからも色々な事にチャレンジしていきたいです。

そして「美しい音」という目には見えないものを求めてバイオリンを通して自分自身を磨いていきたいです。

引き続き室内楽、語学を学び、音楽への深い理解力やより豊かな表現力を身につけたいです。

英語やイタリア語だけでなく友人の多いロシア語と韓国語も頑張ります。

報恩謝徳の思いを持って日々過ごして参りますので、皆さまどうぞ宜しくお願い申し上げます。

 


モスクワは色々と大変と聞くことも多いですが、様々な魅力のある都市のようですね。 ぜひネットワークを世界に拡げ、多くの方々と交流して研鑽に励んでください。