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2023年冬からの日々を振り返って(山縣 美季さん)5/20

山縣 美季さん/Ms. Miki Yamagata
(専攻楽器ピアノ/piano)

[ 2024.05.24 ]

東京藝術大学大学院

ローム ミュージック ファンデーション奨学生の山縣 美季です。

 

前回のレポートからの数ヶ月間は、これまでの努力が少しずつ実を結ぶことを感じた、とても充実した時間でした。

 

<リサイタル(浜離宮朝日ホールにて)>

 

 

3月に東京藝術大学の学部を卒業し、4月からは大学院での勉強を開始しています。

 

学部での4年間は、常に自問自答を繰り返し、悩む時間も多くありました。

酸素ボンベなしで海底をさまよっているような時間もありました。

それでも、私らしく、ひたむきに音楽に向き合ってきたように思います。

 

<東京藝術大学卒業式>

 

1月に行ったリサイタルは、その通過点の一つでありながらも、一区切りつけるような、転換点だったように思います。

2月には受験のためにパリを訪れ、9月から、パリ国立高等音楽院での学びを始められることとなりました。

 

今は、新たな環境で学べることに、大きな喜びを覚えています。

 

<パリ国立高等音楽院>

 

また、ずっと憧れていたコンサートや、オーケストラとの共演の機会も掴むことができ、今まで悩みながらも歩み続けてきた日々が報われたようでした。

今後、環境も変わり、沢山悩み続ける日々が訪れると思いますが、変わらずひたむきに、歩み続けていきたいと思います。

 

こうして、ひたむきに音楽と向き合ってこられたのは、ロームミュージックファンデーションの皆様をはじめ、たくさんの方の支えがあってこそだと実感する日々でもありました。

感謝の気持ちを胸に、まっすぐに、柔らかな心を持って、私らしく歩んでまいります。