奨学生レポート RMFレポート ミュージックサロン インタビュー

練習室の外に出て学ぶことの大切さ(望月 晶さん)10/31

望月 晶さん/Ms. Aki Mochizuki
(専攻楽器ピアノ/piano)

[ 2023.11.17 ]

桐朋学園大学音楽学部修士課程

2023年度ロームミュージックファンデーション奨学生の望月晶と申します。
昨年に引き続き、今年度もロームミュージックファンデーションの皆様には多大なるご支援を賜り、心より感謝申し上げます。

 

今夏は霧島国際音楽祭への参加や、2年目となったいしかわミュージックアカデミーでの公式伴奏など、多くの経験を積ませていただきました。

 

 

 

霧島国際音楽祭では、兼ねてより演奏家として憧れの存在だった河村尚子さんのクラスに参加することができました。
演奏技術や、表現者としての曲への踏み込み方はもちろん、お人柄から学ぶことが本当にたくさんあり、ピアノを弾く人間である前にひとりの人間としてどういう風になっていきたいのかを考える時間でもありました。

 

いしかわミュージックアカデミーでは、今年も多くのヴァイオリンの受講生の皆さんと演奏させていただきました。
コンクールを控えていたり、勉強のために曲に取り組んでいたり、選曲の背景には様々なストーリーがあるとは思うのですが、一様に音楽に対してひたむきな姿勢の皆さんから、たくさんのアイデアや刺激をもらいました。

 

ピアノ弾きは、どうしても一人で部屋に篭って創意工夫をする時間が長くなりがちです。

しかし、環境の変化や、一見音楽とは関係のないように見えることから学ぶことの多さに改めて気が付いた夏となりました。

 

 

 

最後になりますが、9月末に徳永二男さん、向山佳絵子さんとピアノトリオのコンサートをさせていただきました。
この一年で一番楽しみにしていたコンサート、リハーサルから本番まで、ずっと「上手くなりたい!」と思いながらお二人の背中から多くのことを学ばせていただきました。

 

また今年度も、真摯に音楽と向き合っていこうと思います。