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音楽漬けの日々(福田 麻子さん)6/8

福田 麻子/Ms. Asako Fukuda
(専攻楽器ヴァイオリン/violin)

[ 2023.06.16 ]

東京音楽大学大学院 博士課程

ローム ミュージック ファンデーション奨学生の福田麻子です。

 

まずはじめに、日頃よりご支援いただき、誠にありがとうございます。

2022年度の奨学生期間を振り返ると、沢山の演奏機会に恵まれた素晴らしい日々でした。

 

<指揮者の大友直人さんと>

 

 

特に印象的だったコンサートは、2023年2月にサントリーホール大ホールにて行われた「第31回Kissポートクラシックコンサート」です。
ソリストとしてサントリーホールで演奏することは今回が初めてでした。

幼少の頃より幾度となく通った憧れのホールでブルッフのスコットランド幻想曲を演奏できたことは生涯忘れられない経験になりました。

 

 

3月には東京・春・音楽祭に参加しました。

私は子どものためのワーグナーの《ニュルンベルクのマイスタージンガー》にオーケストラメンバーとして参加しました。

オペラに参加する事自体が初めてで、歌い手の皆さんの歌や演技を間近で見ることができ、とても刺激的な日々を過ごすことができました。

歌手の方々の調子によって、テンポや歌い回しが毎回変わるので、それに対してオーケストラが如何に反応するかが難しくもあり、面白い点でした。

 

<「子どものためのワーグナー」の様子>

 

 

大学では、博士論文の作成に取り組んでいますが、なかなか思うように行かずに苦労しました。

実技の本番があると、どうしても論文の方に気が回らず後回しになってしまう事が多々ありました。

今後はスケジュールの調整を工夫しつつ、論文の執筆にも力を入れたいと考えています。

 

 

ロームミュージックファンデーションの奨学生になってから今まで以上にコンサートに行く機会が増えました。
ソロリサイタル、室内楽、オーケストラ、オペラ等幅広いコンサートに出かけています。
東京・春・音楽祭で行われていたリッカルド・ムーティ指揮のヴェルディ《仮面舞踏会》を鑑賞しました。

演奏会形式でしたが、ムーティの指揮によって演奏が生き生きと彩られる様、歌手の方々の技量と圧倒的な表現力があまりにも素晴らしかったです。

様々なコンサートを聴きに行くと、必ず自分の演奏に生かせる何かを学んで帰ってくることができます。

 

数日後にはなんとなく忘れてしまう演奏会がある一方で、いつまでも心に残り続けているようなコンサートもあります。

私も、人の心になにか大切な瞬間を残せるような演奏家を目指して日々精進して参ります。

今後ともよろしくお願い申し上げます。