奨学生レポート RMFレポート ミュージックサロン インタビュー

コンクールでの優勝(保崎 佑さん)9/30

保崎 佑さん/Mr. Yu Hozaki
(専攻楽器ファゴット/Basoon)

[ 2023.10.20 ]

東京音楽大学アーティスト・ディプロマコース

ローム・ミュージック・ファンデーション奨学生の保崎佑です。

今年の4月に東京音楽大学大学院音楽研究科博士後期課程を首席総代として修了し、現在は同大学アーティスト・ディプロマコースに特別特待奨学生として在籍しています。

 

今年度から一旦研究活動(論文)から少し離れて演奏活動、コンクールとオーディションへの参加などと、RMFの援助のおかげで何不自由なく演奏畑の生活を送っています。

 

<RMFスカラシップコンサート東京公演の終演後>

 

 

8月末に行われた第21回東京音楽コンクールで第1位と聴衆賞を受賞いたしました。

前回の出場では1位なしの第3位という結果となり悔しい思いが強く、今回は再挑戦という経験でした。

 

再挑戦という前回と異なったプレッシャーでしたが、奨学生として何不自由なく練習とレッスンに集中できたおかげで結果が残せたと思います。

木管部門でファゴット奏者が受賞することは少なく、1位と聴衆賞もいただけたことは音楽的な大きな自信につながりました。

 

<東京音楽コンクールでの賞状など>

 

 

また、7月末とコンクール本選の翌日にはローム・ミュージック・ファンデーションのスカラシップコンサートに出演することができました。

国内外で活躍している様々な分野の名手と実際に共演することで、お互いの親睦を深めながら奨学生としての成果をたくさんのお客様の前で披露することができました。

 

演奏会の宣伝を自主的に行い、全公演完売となったことも心から嬉しかったです。

 

<RMFスカラシップコンサート京都公演の終演後>

 

 

大きな演奏会、名誉ある賞をもらっても音楽家として活躍しながら生きていくことは難しいことです。

これからも「研究のできる演奏家」として日本の音楽文化に貢献できるよう、人間的にも音楽的にもさらに上を目指し続けます。