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大学院に進学し感じた事(柴田 花音さん)3/21

柴田 花音さん/Ms. Canon Shibata
(専攻楽器チェロ/cello)

[ 2024.03.29 ]

ノースウェスタン大学ビーネン音楽院

ローム ミュージック ファンデーション奨学生の柴田 花音です。

今年度も多大なるご支援賜り感謝申し上げます。

 

昨夏に行われた思い出深いスカラシップコンサートから、半年が過ぎ、現在はアメリカ・シカゴにて、大学院生として学びを続けています。

 

<学校の門下の仲間達と>

 

 

修士課程に入り、大きく変わった事の1つが、新たな役割を得た事です。

大学に入学した当時は、門下の先輩方に憧れ、レッスンをして頂き、上手になりたい一心で頑張っていた事を思い出します。

 

大学院に進学した現在は、自分の練習だけではなく、後輩達へのレッスン、コンクールやコンサートを控えた彼らへのアドバイス、相談も任されるようになりました。

時の流れと共に変化した自身の役割に、戸惑いながら頑張っています。

様々な経験に感謝し、後輩を指導する事を通して、新たな視点から、さらなる学びを得ています。

 

<トロントにて聞きに来てくださったハンス先生と、学校のCEOピーター・サイモン氏と>

 

 

今年度一番思い出深かった事は、昨年卒業したトロント王立音楽院のオーケストラの皆さん、指揮のジョシュア・ワイラースタインさんと演奏をさせて頂いた事です。

オーケストラとして仲間達が支えてくれる贅沢な時間の中で、幸せを噛み締めながら、心に残る演奏ができました。

 

演奏会の数日後にはトロント王立音楽院と天津ジュリアード音楽院のコラボレーションイベントにて、トークパネルとして招待頂き、アジアの音楽教育や音楽業界等について、学長をはじめ関係者の皆様とディスカッションを行い、大変有意義な時間を過ごさせて頂きました。

言葉も十分にできぬまま、新世界に飛び込み、不安と恐怖でスタートしたトロントの地は、今では愛着のある、ふるさとのような場所となっていることに気づきました。

 

 

シカゴでの新たなライフステージに移った今、また沢山の挑戦が待ち受けていると思いますが、自分らしく真摯に向き合っていきたいと思っています。

 

<トロントでのコンサートにてMo.ワイラースタインと>